第63回 南大塚ホール落語会

18:30〜21:00@南大塚ホール

初音家左吉 「子ほめ」
三遊亭きん歌 「紙入れ」
春風亭栄助 「花色木綿」
初音家左橋 「笠碁」
〜仲入り〜
柳月三郎 民謡漫談
三遊亭小遊三 「鮑熨斗」

今月29日の絹セレクト「春風亭栄助シャラポワ寄席」を楽しみにしていたのです、とても。でも、仕事が入ってしまった。一昨日のせめ達磨アパッチも行けなかったし、来月の花形演芸会受賞者の会はもちろんチケットがとれなかった(電話は15分でつながったが、既に売り切れていた)。栄助さんを観られる会はないかいなーと探していたら、この会を発見。会場は歩いて行けそう、しかも当日券1,000円。夕方、てくてくと出かけた。


会場はこじんまりして落語をやるのにちょうどいいくらいの規模で、昔の公民会みたいな雰囲気。お客さんも地元にお住まいらしい高齢の方が多く、とてものんびりしている。この会は南大塚地域文化創造館というところが主催しているみたいなのだけど、会の始まりに館長らしき人がとことこと舞台に登場、「今日は昼間は雨が降ったけれど、夕方になって雨がやみまして…」などと挨拶を始めた。「この連休は鉄道であちこちお出かけになる方も多かったようですね。わたくし、ひとつ浮かびました。…列車に乗ろうとする熟年夫婦とかけまして“遠州灘”ととく。その心は“お前が先だ”」。
…『三丁目の夕陽』の世界にタイムスリップしたかと思った。


みんなマクラに「うん、うん」とうなづき、「へぇー」と声をあげて感心し、素直によく笑う。自分もとてものどかな気持ちで聴いていた。


自己紹介「おとめ座生まれの母乳育ち、春風亭栄助です」。栄助さんの「花色木綿」は思ったよりおとなしめだったけど(お客さんにあわせたのかな?)、面白かった。
「他に何を盗られたんだい?」
「はい、ハンモック」
「欧米か!」(わはは、ちょっとひきょーだぞ!)
「裏は花色木綿」
「ハンモックに裏があるかい!他には?」
「ロッキングチェア」
…という調子、ウケていたよ。


帰りも徒歩。ぶらぶら帰る道すがら、新築のビルの1Fにローソンを発見。やた!近所にローソンがなくてローソンチケットの時には遠出してたのだ、今度からここに来ようっと。