第二回 黒談春

19:00〜21:10@紀伊國屋ホール
今日の演目は…
「花見の仇討」
仲入り
「百年目」


パンフレットの談春さんの文章、ネタおろしの「百年目」について。


「小僧から子飼いで鍛えられ、仲間との競争に打ち勝って番頭にまで昇りつめ、大店の切り 盛り一切を任され、商売仲間からは一目も二目も置かれる日常に何の不足もなかろう。奉 公人として絶頂だろうと思う。そんな男が次のステージに進まざるをえないと腹を括る  には、どんなきっかけが必要なのか。そのドキュメントと思えば演れる。己に照らし合わ せて共感も持てたりして」


40歳の談春さんには少し背伸びの噺ということか。
偶然だけど、このテーマは自分にとってもタイムリーだった。


最近、ちょっと忙しかったのと、いつの間にか不本意ながら全部おまかせされてしまった仕事があったのとで、ちょっと緊張してて、気づいたら一緒に仕事してる人たちにとても怖い態度になってた。反省しきり。
もうちょっと経験つめば余裕もてる、そしたら周りにもやさしくなれる、うまくやれる。
なんて思ってたのだが、いつか余裕ができたらなんて気持ちではダメみたいだ、ちょっと無理めをやんないと余裕というのは生まれないんだ、無理なものをやるんだから、要は覚悟の問題なんだよなぁ…なんてことを「百年目」を聴きながら考えていた。

明日も仕事でやだなーとか思ってたけど、気持ちがしゃきんとした。
談春師に感謝。