志の輔らくご　21世紀は21日

志の八　「位牌屋」
志の輔　「猿後家」
松本ヒロ
志の輔　「山崎屋」

一度降りた幕が拍手で再びあがって、志の輔さんが「山崎屋」について解説しました。今日やったバージョンは、前半は『よかちょろ』後半は『山崎屋』、それをくっつけてやったのが談志で、今日はそのやり方でやってみた…と。それは会場に家元が来ていたせいだった。会場の一番後ろにいた家元が舞台にあがって志の輔さんと並んで挨拶して幕となりました（…最近、志の輔さんはあちこちで談志バージョンをやってるみたいだなぁ。ちょっと気になる）。

家元が、『山崎屋』は難しい噺だけど、志の輔さんはよくやったと誉めていた。確かに、番頭の筋書きをなぞってコトが運ぶ辺りはちょっとダレそうになったのですが、それでも、1時間近く飽きずに聴けたのは志の輔さんだからと思いました。「猿後家」といい、今日は珍しい噺が聴けました。ライブに足を運ぶとやっぱりいいことはあります。