2/15 寒空はだかソロライブ「Don’t LOOK!ミルキーとチョコレート工

@吉祥寺Star Pine's Cafe  19:30〜22:00

●オープニング:漫談と唄
「最近『あ、あの人に似てますよね?』って言われるんですよ、電王堂の只野仁」(ナットク)。この日は90年代風肩強調ダブルスーツを着て登場したが、そのせいか、いっそう似ていた。
「私のライブに来る時は、かならず誰かを誘って二人以上で来て下さい。二人以上で来よう!と思う、それが健全なお客さんです」
「チョコに蛾が混入しちゃまずいです、ガーコンチョコなんて。ビスケットなら昔からありましたけどね、ハエガ(胚芽)入りとか…えぇ、このネタ自体が消費期限切れなワケですが」
「バラバラ事件のあの人、白百合卒だそうですね、白百合ブランドも堕ちました、名前を変えようという動きがあるらしいです、白バラ女子大に」
「東コクバルって、アラブとかにありそうですね、しかも紛争で東西に分裂してるんですよ、東と西では東のほうが貧しいと相場が決まってるんで、この国も貧しいんです、早く統一してコクバルにしたほうがいいです」
「♪わたしのーネタをきいてー、ひかーないでくださいー」(千の風になって)
…あぁ、もっと可笑しいのいっぱいあったのだが、漫談て覚えられないのだ、
しかも既にかなり忘れてる。それにあの可笑しい雰囲気を書けないよう・・・

●ゲストコーナー:好田タクト
エアーコンダクター。世界の指揮者のモノマネ。私が知ってたのはN協アワーで見たことがある朝比奈隆小澤征爾だけでしたが、クラシックに詳しい人だったら、この人のネタはもっと楽しめるのかもしれない。この日はレヴァインとかストコフスキーとかも演った(うちに帰ってからレヴァインをぐぐったら、確かに風貌も似てた)。

●休憩

●第二部:はだかさん唄いまくる
再び登場したはだかさんはスリムな三つボタンのスーツだった。こういうの似合うわ、髪はサラサラだわ、とても同い年とは思えない(昨日知ったのですが、誕生日は私の6日後で、出身県も同じであった。だからどーした?と言われると困りますが)。お馴染み「東京タワーの歌」他、「ふたりの甲子園」「谷底の百合」「俺は殺し屋デンジャラス」「カヤバコーヒーの唄」等々歌いっぱい。「シドニーに捧ぐ」って唄が可笑しかった。最初?なんだけど、途中でシドニー・シェルダンの小説のタイトルをつなげただけの歌詞と気づくいて、笑いがさざなみのように広がっていきました。これ、シドニーオリンピックの前に作った歌で、お蔵出しだそうです。


ニッコリ&クールに毒を吐く。
客席爆笑というより、皆がニヤニヤして聴いてる。そして心になにも残らないナンセンス。そういうスカスカさがいいのです。

ただ、はだかさんの音楽ネタと芸人ネタは、私にはよく分からないものもありました。音楽(三木トリローとか昭和歌謡とか)の好きな方、寄席の色モノさんに詳しい方は楽しめるようですが。私が反応できるのは昭和のTVネタかな、「♪ロンリネスコーヒーキャンディ 陰気なコーヒーの味」とかさ(ライオネスコーヒーキャンディの替え歌ですよ、ご同輩)。


はだかさんと昇太さんの共通項に気づきました。
①実年齢より若く見える。びっくりするほど。
②見た目可愛く、中味毒たっぷり
③無意味に重くない≒軽い
こうありたいものです、自分も。